著者: 高久諒太, Scott Cray, 相澤耕佑, 遠藤光, Shaul Hanany, 唐津謙一, Jürgen Koch, 小西邦昭, 松村知岳, 櫻井治之
Journal: Applied Optics 65, 4579-4587 (2026)
日蘭共同研究プロジェクトDeep Spectroscopic High-redshift Mapper (DESHIMA)」の装置開発に関する研究成果が、当研究室の高久諒太特任助教を筆頭著者として、論文誌「Applied Optics」に掲載された。
DESHIMAは、天体や銀河からの放射の赤方偏移を広帯域で同時観測することで、星形成・銀河の進化の歴史について探索するプロジェクトである。
本論文では、DESHIMAのアップデート版DESHIMA2.0のために、低損失かつ真空耐久性を持つ広帯域シリコン真空窓を開発し、DESHIMA2.0の全観測期間において実際に使用されたことを報告している。
高屈折率材料であるシリコンを広帯域で利用するためシリコン表面に「超短パルスレーザー」を利用したモスアイ型反射防止構造を施している。本論文は超短パルスレーザー加工の天文学応用性を示した重要な論文であり、今後、この技術を活かしたミリ波・サブミリ波帯における望遠鏡装置の広帯域化・高感度化への展開が期待される。
関連リンク: DESHIMA: https://deshima.ewi.tudelft.nl/index.html
論文へのリンク: https://opg.optica.org/ao/fulltext.cfm?uri=ao-65-14-4579
